能天気OLが開業しちゃった!~社会保険労務士として気づいたらもう15年超えていた! -2ページ目

能天気OLが開業しちゃった!~社会保険労務士として気づいたらもう15年超えていた!

コネもお金もない、人脈あるけど客はない・・・そしてもしや頭も足りない?!『ないない尽くし』の私だけど、開業しちゃいました。

本当に困ったときには必ず誰かが助けてくれたから、その人たちに恩返しするつもりで私もあなたを助けたい!

転売ヤーを容認したとされるSNS投稿をされた某出版社にお勤めの方が、会社から”退職処分”を受け、上司がそれぞれ降格などの懲戒処分を受けたことについて、社労士として思うところを書いてみます。


通常、懲戒を行うには就業規則に記載がないといけません。
懲戒事由は限定列挙が原則で、それ以外の事由での懲戒はできないとされています。
※前各号に準じる等の項目はあろうかと思いますが、原則として「限定列挙」でなければ処分できず、もし就業規則に記載のない事由で懲戒を行った場合、裁判等で無効とされる可能性が非常に高くなります。

就業規則は通常社外秘となっているので直接見ることはできませんが、懲戒の条文にはどのように書かれていたのか気になります。


さて、くだんの退職処分ですが、懲戒解雇だったのでしょうか。
退職処分というぼかした言い方ですので、諭旨退職としたのか懲戒解雇としたのかわかりません。
どちらにしても一発退場を言い渡されたので、相当重い処分です。

懲戒解雇のような重い処分を行う場合、刑事事件で有罪判決を受けたとか、刑法などに違反するような重大な犯罪行為が明らかであるとか、飲酒運転をして事故を起こしたとか、相当に重い事由の時には懲戒解雇を言い渡すことがあるでしょうが、このSNS投稿はそれと同等に扱われたということでしょうか。


もしくは他にも懲戒事由があったとも考えられます。他の懲戒事由と総合して判断されたということです。
 

たとえば、無断欠勤の常習者であったり、ハラスメントの加害者で幾度となくけん責等の懲戒処分を受けていたなどで、それが積み重なり”退職処分”へとつながった可能性もあり、そうなると常日頃から言動に問題のあった社員であったかもしれないという推測もたちます。

※ちなみにこのSNS投稿により会社が損害を受けた場合は、会社はその方に損害賠償請求をすることができますが、これは懲戒処分を行うこととは別のことです。


いずれにせよ、1つのSNS投稿をきっかけに自分自身は職を失い、所属していた会社の世間的な信用を失い、自分の上司の人生の一部に影響を与えてしまったのです。



私は新人研修でSNSについても講義を行っていますが、社会人1年生を預かる身としては今一度気を引き締めて研修を行っていかないといけないなと思いました。

また各企業様におかれましては、懲戒事由は「限定列挙」が原則です。自社の就業規則の見直しをぜひ行ってください。

伊藤社会保険労務士事務所 | Facebook

 

ある日の学び

 

開業前だったり開業間もない方々とお話しする機会がありまして。
話の中で、本を執筆したという話になり、「すごいですね」ってなるわけですよ。

でもね、ぜんぜんすごくないのよ。

こんなにふわっと生きている人間(私)でも本書いているんだから、大してすごいことではないのよ。

たまたま私が目の前にいたからお声がかかったに過ぎない。

たまたまチャンスをもらったに過ぎなくて。

私じゃなかったかもしれないんだよね。

たまたま声をかけてもらって、たまたま出版した。


というような話をしたのね。


そんな話をしていたら、一人の方が

たまたまがあった土台があるはず。
いろんな人に会って、そのたくさんの出会いがあって、
社労士といえば伊藤さんじゃん!ってなって
そういう中からそういった話が来たんだと思う。

って。

そうだなーそうですね。


そういう出会いをどうやって作ってきたんですか?
それがお仕事につながったのはどうしてですか?


うーん。わからん。


人見知りのくせにいろんな会合に出るのは好きで。
誘われればどこでもホイホイ行ってしまう人なので。

食わず嫌いせず、選り好みせず、どこにでも顔を出していたのは確かだけど。


たくさん種をまくのは大事。
で、種をまいたらひとつひとつちゃんとお世話をするの。
で、種が芽を出し、花が咲いて実がなって。

でも全部は育てられないからもちろん間引きをせざるを得ないんだけど。

どこを選んだかって問われると、損得で選んではいないかな。
この人と付き合っておけば大口の案件が舞い込むなとか、仕事になる人を紹介してもらえるなとか、自分の得になりそうということは考えていなかったかも。

ただ一緒にいて楽しい人、きちんと知って仲良くなりたいと思った人、私を利用しない人もしくは利用されても許せる人、何に対しても一生懸命な人、まじめな人、仕事をきちんとやる人、常識の範囲が私と同じ人、


そんな人たちばかりが残ったかもしれない。


まあ、なんといいますか。たくさんの人に会ってきたけど、その出会いの質がいいか悪いかは自分の行動次第なんだよな。
相手じゃない。自分が相手にどのように接していくか次第なのだよな。

とは思います。


で、数打ちゃ必ずどこかに当たるわけじゃなくて。
数も大事だけど、質も大事。
数打ってみて当たったとしても気づかない人もいて気づかせなきゃいけないので打ったあとの行動も大事。
当たっても当たったことをすぐに忘れちゃう人もいて。

ちゃんと”私はここにいます”って言わないと。
誰が打ったかわからないのはダメ。当たったら、あなたに当てたのは私ですよ。あなた当たってますよ。って言わないと。

だから数も大事なんだけど、自分がフォローできる範囲内でもないとダメ。

いろんな人に会ってきてそこからつながったことがたくさんあるけど、そのたくさんの人をその他大勢にはしていない。ちゃんと1人1人として対応している。

”みんな”じゃなく”〇〇さん”


まあ、まずはどんなことにも好奇心を持ってどこにでも顔を出してみる。
人見知りでも、臆せず行っちゃう。

 

迷惑かなと思うことがたくさんあって、なかなか声をかけられないんだけど、声をかけなきゃ”ゼロ”だからと奮い立たせて、勇気を出して声をかける。

声をかけて断られたとしても”私はここにいる”を示せるのでゼロではないんだから。何かしらの収穫がある。

 


来る者は拒まない(去る者も追わないけどw)
離れていく人は私とは合わないってだけだから気にすることはないし、興味を持って来てくれた人には(たとえ自分とは考えが合わなくても)ちゃんと対応する。

それだけ。

まずは数打ってみよう。
食わず嫌いせず、自分に合わないと思うこともやってみよう。
世間はつながっているので出発点は嫌いなことでも、好きなことへつながることもけっこうあるのです。


”たまたま”を大事に。
”私はここにいますよ”と主張しつつ扉を開けておこう。


自分が当たり前にやっていたことも、何も考えずにやっていたことも、こうして改めて問われたりすることで思い出されるし、改めて(意識的に)やっていこうと思えたので、やはり人と出会うこと(そしてたくさん会話する)は大切にしたいなと思ったのです。

 




 

『セミナー研修講師依頼受け付けます』

 

今までやってきたセミナーや研修をあげてみます。

 

★主催

パワーハラスメント、セクシャルハラスメント(ハラスメント全般)

問題社員対策

メンタルヘルス関連(ストレスケア、ストレスチェックなど)

新入社員研修(労働関連諸法令、就業規則、給与明細の見方、社会保険税金の仕組み、社会人としての心構えなど)

定年到達後の人材活用(高年齢者の継続雇用など)

助成金活用セミナー

マイナンバー関連

 

★外部主催

失業者向けセイナー(失業等給付やキャリア、失業時の手続きなど)

若年者向けキャリア相談

小学生向け年金教室

 

他にも細かいことをいろいろやってきていますが、主だったところはこんなところかしら。

 

今ならハラスメント対策とかはやっておいた方がいいですかね。

パワハラ防止措置が事業主の義務となっています。(中小企業は2022年4月1日から義務化されるので、今から対応しておきましょう)

 

以前、ハラスメント研修を行った企業さんからの感想で、

「それもハラスメントなのか!自分もやっていた」

とか

「知らぬ間にハラスメントをしていた」

というものがありました。

 

実際ハラスメントといっても具体的にどういったものかわかっていなかったり、わかっているつもりでも気づかぬうちにハラスメントをしていたり、といったことは意外と多くあります。

自分はハラスメントなどやっていないと自信をもって言っていた受講者さんが、講義が進むにつれ”しょぼん(あれはハラスメントだったのか…)”としてしまうこともあります。

 

今一度『ハラスメント』とはどういったものなのか、きちんと認識し、働きやすい安心安全な職場にしましょう。

※企業には従業員が”心身ともに”健康で安全に働けるよう配慮をしなければならない『安全配慮義務』があります。

 

(2) 伊藤社会保険労務士事務所 | Facebook